www.weila.net

プログラミング。その前に…

今回は、プログラミングを行う前に、最低限、知っておきたい事柄を扱います。
まず、作成したアプリケーションを動かす環境について理解を深めましょう。このサイトで扱う内容は全て、Microsoft Windows 上で動作するアプリケーションです。そして、その Microsoft Windows は、PC/AT互換機、DOS/Vマシンと呼ばれるPCを操作します。
つまり、これから作成するアプリケーションは、Microsoft Windows 経由で、PCと呼ばれるハードウェアを操作するアプリケーションと言うことになります。その為、プログラムを書く前に、操作する物が、どういった物なのかを理解することは大切なことではないかと考えました。
では、早速、このPCと呼ばれるものが、どの様なハードウェア構成で出来ているのかを紹介します。

PCのハードウェア構成

PCは最低限、次のハードウェア(デバイス)によって構成されています。

  • マザーボード
  • CPU
  • メモリー
  • HDD/SSD
  • グラフィックカード
  • サウンドカード
  • 電源
  • ディスプレイ(モニター)
  • キーボード
  • マウス

マザーボード

PCを構成する全てのデバイス(パーツ)を接続する基板。この基板に、CPU、メモリー、HDD、など全てのデバイスが接続され、それらの制御を行います。

CPU

中央演算処理装置
このデバイスは、コンピュータの命令を解釈し実行します。一般的に、このデバイスの周波数が高い方が高速にコンピュータ命令を処理するため性能の良いPCとされます。
最近では、Core 2 Duo や Core i7 の様に外見上は、一つのCPUの様に見えますが、内部に複数のCPUが存在する物も少なくありません。
その為、Windows の様に、同時に複数個のアプリケーションが動作するような環境では、CPUの周波数よりもCPUの数が多いい方が、性能の良いPCとされます。

メモリー

様々なデータを記憶する事が出来るデバイス。
このデバイスの特徴は、高速に書き込みと、読み込みが出来る反面、電源を切ると記録したデータは失われてします。

HDD/SSD

様々なデータを記録することが出来るデバイス。
このデバイスの特徴は、大容量(たくさんのデータを記録できる)で、電源を切っても記録したデータは失われないですが、メモリーと比べると、書き込みと、読み込み速度は劣ります。
また、HDDとSSDでは、全く別物ですが、役割は同じです。

グラフィックカード

ディスプレイ(モニター)に画像データを送るデバイス。
また、物によっては、ゲームなどに使用される、3Dの描画支援機能などがあり、このデバイスの性能が良いと、快適に3DゲームをPCで動かす事ができます。

サウンドカード

スピーカーに音声データを送るデバイス。

電源

全てのデバイスに電気を供給するデバイス。

ディスプレイ(モニター)

映像データを表示するデバイス。
ディスプレイ(モニター)は、ピクセルと呼ばれる、色を出力する点が、例えば、解像度 1920 × 1080 のディスプレイであれば、横に 1920、縦に 1080 個、マス目の様に並べられており、合計 1,920 × 1,080 = 2,073,600 個も配置されています。
このピクセルが場所によって違う色を表示することによって映像を表現しています。

キーボード

文字などを入力するデバイス。

マウス

ネズミのような形をしたカーソルを移動させるデバイス。

まとめ

今回は、作成したアプリケーションが操作するデバイス側をみてみました。
どうだったでしょうか、PCについて少し理解が深まったでしょうか。これらのデバイスを個々に買ってきて組み合わせることによって自作PCが作成できます。余談ですが興味があれば、自作してみるのも楽しいと思います。